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不整脈

岡山駅から徒歩3分の諸國眞太郎クリニックでは、不整脈の種類や症状、発症の背景を丁寧に評価し、患者さん一人ひとりの状態に合わせた診療を行っています。

このページでは、「不整脈とはどのような状態か」「どのような種類や症状があるか」といった基本的な内容に加え、検査や治療の考え方、当院における不整脈診療の特徴についてご紹介します。

不整脈とは

心臓の電気信号の流れ

不整脈とは、心臓の拍動の速さやリズムが正常な範囲から外れた状態を指します。通常、心臓は「洞結節」と呼ばれる部分がペースメーカーの役割を担い、電気信号を一定のリズムで発生させています。この電気信号が決まった経路を通って心臓全体に伝わることで、規則正しい拍動が保たれています。

しかし、電気信号の発生や伝わり方に異常が生じると、脈が速くなりすぎたり、遅くなったり、リズムが不規則になったりする不整脈が起こります。

不整脈には、治療が必要な病気に由来するものと、健康な人にもみられる生理的なものがあります。たとえば、運動時や強い緊張、発熱時に脈が速くなるのは、生理的な頻脈であり、多くの場合、治療を必要としません。

一方で、安静にしているときにも動悸、息切れ、めまい、ふらつきなどの症状がみられる場合や、症状が繰り返し起こる場合には、病的な不整脈が隠れている可能性があります。このような場合は、早めに医療機関を受診し、詳しい検査を受けることが大切です。

不整脈の種類

不整脈にはさまざまなタイプがあり、症状の出方や危険性、治療の必要性は種類によって異なります。ここでは、代表的な不整脈について解説します。

頻脈性不整脈

頻脈性不整脈とは、安静にしているにもかかわらず心拍数が速くなりすぎる不整脈を指します。一般的には、安静時の心拍数が1分間に100回以上となる状態です。

動悸、息切れ、胸部の不快感、めまいなどの症状がみられることがあり、重症の場合には失神や心不全、脳梗塞の原因となることもあります。心房や心室で異常な電気信号が発生したり、電気信号の伝わり方が乱れたりすることで起こります。

【主な頻脈性不整脈】
  • 心房細動
  • 発作性上室性頻拍
  • 心房粗動
  • 心室頻拍

徐脈性不整脈

徐脈性不整脈とは、心拍数が通常よりも遅くなる不整脈で、一般に安静時の心拍数が50回/分前後を下回る状態を指します。軽度の場合は自覚症状がないこともありますが、脳への血流が不足すると、めまい、ふらつき、失神、強い倦怠感などを引き起こすことがあります。

心臓の電気信号を作り出す洞結節の機能低下や、電気信号が心臓内を正常に伝わらなくなることで生じます。

【主な徐脈性不整脈】
  • 洞不全症候群
  • 房室ブロック

期外収縮

期外収縮とは、本来の心拍リズムとは異なるタイミングで、心臓が余分に拍動してしまう不整脈です。脈が一瞬飛んだように感じたり、ドキッとする違和感として自覚されることがあります。

健康な人にもみられることが多く、必ずしも治療が必要とは限りませんが、頻繁に出現する場合や、基礎となる心疾患がある場合には注意が必要です。

【期外収縮の種類】
  • 心房性期外収縮
  • 心室性期外収縮

心房細動について

心房細動の様子

心房細動は頻脈性不整脈の一つで、心房で発生する電気信号が無秩序になり、心房が規則正しく収縮できなくなる状態です。心房が細かく震えるような動きとなるため、心拍のリズムが不規則になり、動悸や息切れなどの症状が現れます。

心房細動は不整脈の中でも特に頻度が高く、高齢になるほど発症しやすいことが知られています。高血圧、心不全、弁膜症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、過度の飲酒などが、発症や悪化の要因となります。

自覚症状には個人差があり、強い動悸や息切れ、めまい、胸の不快感、疲れやすさなどを感じる場合もあれば、ほとんど症状がなく、健康診断の心電図検査で初めて指摘されることも少なくありません。しかし、症状が軽い、あるいは無症状であっても注意が必要です。

心房細動では心房内に血液のよどみが生じやすく、血栓が形成されることがあります。この血栓が脳へ運ばれると脳梗塞を引き起こす原因となるため、心房細動は早期発見と適切な管理が特に重要な不整脈です。

不整脈の中には経過観察で問題ないものもありますが、動悸や息切れ、めまいなどの症状がある場合や、健診で心房細動を指摘された場合には、早めに医療機関を受診し、詳しい検査と適切な診断を受けることが大切です。

不整脈の症状

不整脈の症状は、その種類や重症度、起こる時間帯や頻度によって大きく異なります。自覚症状がほとんどない場合もあれば、日常生活に支障をきたすほど強い症状が現れることもあります。

頻脈性不整脈の症状

心拍数が過剰に速くなる頻脈性不整脈では、動悸に加えて息切れや胸部の圧迫感、めまい、ふらつきなどの症状がみられることがあります。これは、心臓が一時的に十分な血液を全身に送り出せなくなることで、脳や全身への血流が低下するためです。症状が強い場合には、失神や意識消失を引き起こすこともあります。

徐脈性不整脈の症状

心拍数が遅くなる徐脈性不整脈では、全身の血流量が低下しやすく、強い倦怠感、めまい、立ちくらみ、ふらつきなどが起こることがあります。重症の場合には突然意識を失うことがあり、転倒や外傷の原因となることもあります。

期外収縮の症状

期外収縮では、本来の心拍リズムとは異なるタイミングで心臓が拍動するため、脈が飛んだように感じたり、胸が一瞬ドキッとする、違和感があるといった症状がみられることがあります。症状の感じ方には個人差があり、ほとんど気にならない場合もあれば、動悸として強く自覚されることもあります。

不整脈の中には経過観察で問題ないものもありますが、動悸やめまい、失神などの症状がある場合や症状を繰り返す場合には、早めに医療機関を受診し、詳しい検査を受けることが大切です。

不整脈の検査

不整脈の検査は、脈の乱れの種類や危険性を把握し、原因となる心疾患の有無や治療の必要性を判断するために行われます。不整脈は常に出現するとは限らず、症状の頻度や持続時間によって適した検査方法が異なるため、複数の検査を組み合わせて評価することが一般的です。

心電図検査(安静時心電図)

基本となる検査が心電図検査(安静時心電図)です。ベッドに横になった状態で数分間心電図を記録し、心拍のリズム、脈の間隔、電気信号の伝わり方を確認します。検査は短時間で体への負担が少なく、持続的に出ている不整脈や明らかな伝導障害の診断に有用です。一方で、発作的に起こる不整脈は検出できないこともあります。

ホルター心電図検査

不整脈が一時的に出現する場合には、ホルター心電図検査が行われます。小型の記録装置を装着し、24時間、場合によっては48時間程度、心電図を連続記録します。日常生活中の心拍リズムを評価できるため、動悸、めまい、息切れ、失神などの症状と不整脈との関連を確認することが可能です。

心臓超音波検査(心エコー検査)

不整脈の背景に、心臓の構造的な異常が関与しているかを調べるために行われる検査です。心臓の大きさや動き、弁膜症の有無、心筋症や心不全の兆候などを評価し、不整脈の原因となる基礎心疾患がないかを確認します。

その他の検査

運動時に症状が出る場合には、運動負荷心電図検査を行い、運動によって不整脈が誘発されるかを確認します。症状の頻度が少ない場合には、イベント心電図や携帯型心電計を用いて、発作時の心電図を記録することもあります。

また、血液検査では、甲状腺機能異常や電解質異常、貧血など、不整脈を引き起こす可能性のある全身状態についても評価します。

不整脈の治療

不整脈の治療は、その種類や重症度、基礎となる心疾患の有無、年齢や生活背景などを総合的に考慮して決定されます。

すべての不整脈が治療を必要とするわけではなく、経過観察のみで問題ない場合も少なくありません。一方で、不整脈の種類によっては、脳梗塞や心不全などの合併症につながることもあるため、正確な診断と適切な治療方針の判断が重要です。

経過観察

症状がほとんどなく、命に直接影響を及ぼす可能性が低い不整脈の場合には、定期的な診察や検査による経過観察が行われます。たとえば、頻度の少ない期外収縮や、明らかな心疾患を伴わない軽度の不整脈では、生活習慣の見直しを中心に対応することが一般的です。

薬物療法

動悸や息切れなどの症状がある場合や、不整脈によるリスクがあると判断された場合には、薬物療法が検討されます。使用される薬剤は、不整脈の種類や治療の目的によって異なります。

頻脈性不整脈に対しては、心拍数を抑える薬や、不整脈の発生を抑制する抗不整脈薬が用いられることがあります。心房細動の場合には、心拍数をコントロールする治療に加えて、脳梗塞を予防する目的で抗凝固薬が使用されます。
一方、徐脈性不整脈では、薬剤によって症状が悪化することもあるため、慎重な判断が必要になります。

カテーテル治療

薬物療法で十分な効果が得られない場合や、根治が期待できる不整脈に対しては、カテーテル治療が選択されることがあります。これは、カテーテルと呼ばれる細い管を血管から心臓内へ挿入し、不整脈の原因となっている異常な電気信号の発生部位や伝導経路を焼灼する治療法です。

治療の適応については、不整脈の種類や患者さんの状態を踏まえて判断されます。

ペースメーカー治療

徐脈性不整脈で、めまい、失神、強い倦怠感などの症状がみられる場合には、ペースメーカー治療が検討されます。ペースメーカーは、心拍数が過度に低下した際に電気刺激を送り、安定した心拍を保つための医療機器です。

洞不全症候群や高度房室ブロックなどが、代表的な適応となります。

当院の治療の特徴

副院長 諸國 元太郎

不整脈は、その種類や重症度、出現する頻度によって、経過観察で問題ない場合から、継続的な治療や管理が必要となる場合までさまざまです。当院では、不整脈の背景にある原因や、患者さん一人ひとりの生活背景を丁寧に評価したうえで、必要に応じて薬物療法や生活習慣の見直しを組み合わせた治療を行っています。

不整脈は、症状の変化や発作の頻度に応じた継続的なフォローが重要です。そのため当院では、患者さんの状態に合わせて定期的な通院を行い、治療内容を適切に見直しながら診療を進めています。

診療は、循環器専門医である副院長が担当します。不整脈をはじめ、高血圧や虚血性心疾患などの循環器疾患にも幅広く対応し、循環器領域の専門的な知識をもとに診療を行っています。

当院は岡山駅から徒歩3分とアクセスが良く、通院しやすい環境です。動悸や脈の乱れ、息切れ、めまいなどの症状が続く場合や、健康診断で心電図異常を指摘された場合には、早めの受診をおすすめします。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

受診について

内科・循環器内科の診察は、事前にお電話でご予約いただくことで、待ち時間を抑え、スムーズに受診していただけます。

なお、予約なしでの診療も可能ですので、お気軽にご来院ください。

tel:086-224-1313
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