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心不全

岡山駅から徒歩3分の諸國眞太郎クリニックでは、心不全の原因や症状、生活背景を丁寧に評価し、患者さん一人ひとりに合わせた治療と継続的な管理を行っています。

このページでは、「心不全とはどのような病気なのか」「どのような症状がみられるのか」といった基本的な情報に加え、当院における治療の特徴についてご紹介します。

心不全とは

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心不全とは、「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気」と定義されています。

心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を担っています。このポンプ機能に障害が生じ、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態が心不全です。

心不全になると、全身の臓器へ血液が行き渡らないだけでなく、肺や肝臓などに血液が滞留し、息切れ・むくみ・動悸・疲労感などの症状が現れます。これらの症状は徐々に悪化し、放置すると日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

心不全は、加齢や生活習慣病、心筋梗塞などの心疾患の増加にともない、患者数が年々増加しています。高齢化社会の進行により、今後もさらに患者が増えることが懸念されています。

心不全の原因

心不全は、心臓の機能が低下して全身に十分な血液を送り出せなくなる状態で、その原因は大きく「心臓そのものの病気」と「生活習慣をはじめとした全身の要因」に分けられます。

心臓そのものの病気が原因となる場合

まず、心臓自体に異常がある場合として、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)が代表的です。冠動脈が狭くなったり詰まったりすることで心筋にダメージが加わり、心臓の収縮力が低下します。持続的な高血圧も、心臓に常に負担をかけ続け、長期的に心機能を悪化させます。

心臓弁膜症(弁の狭窄・逆流)も重要な原因で、血液の流れが乱れ、心臓に余分な負荷がかかります。このほか、拡張型・肥大型心筋症、心筋炎、不整脈、生まれつきの先天性心疾患なども心不全の直接的な引き金になります。

生活習慣や全身の状態が原因となる場合

一方で、生活習慣や全身の状態も心不全の発症に大きく関与します。糖尿病や脂質異常症、肥満といった生活習慣病は動脈硬化を進め、心臓の血管が狭くなることで心筋への血流が低下します。

また、喫煙、過度の飲酒、塩分の摂り過ぎ、運動不足などの習慣は体液量の増加や血圧上昇を通じて心臓に負担を与えます。さらに、過労や強いストレス、慢性的な睡眠不足は交感神経を過度に緊張させ、心臓の負担を高める要因となります。

心不全の症状

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心不全では、心臓のポンプ機能が低下することで全身に十分な血液を送り出せなくなり、さまざまな症状が現れます。代表的な症状としては、次のようなものがあります。

息切れ(呼吸困難)

心不全の最も代表的な症状です。「階段や坂道で息苦しくなる」「仰向けに寝ると息苦しくなる(起座呼吸)」「夜中に突然息苦しくなって目が覚める(発作性夜間呼吸困難)」などが典型的です。心臓が弱ると血液が肺にうっ滞し、肺に水分がたまることで呼吸がしづらくなります。

むくみ(浮腫)

足首・すね・足の甲などにむくみが出ます。指で押すと凹んで戻りにくい「圧痕性浮腫」が特徴的です。心臓の働きが弱まることで、血液が下半身に滞り、体内に余分な水分がたまるために起こります。

体重増加

体内に水分が溜まることで、短期間で体重が増加します。数日で1〜2kg以上増える場合は、心不全が悪化している可能性があるため注意が必要です。

倦怠感・疲れやすい

心臓のポンプ機能が低下すると、筋肉や臓器に十分な血液が行き渡らなくなります。そのため、軽い運動や日常動作でも強い疲労感や倦怠感を感じるようになります。

食欲低下・お腹の張り

肝臓や消化管に血液がうっ滞することで、食欲不振や腹部の張り(腹部膨満感)が起こります。症状が進行すると腹水が溜まり、さらにお腹が張ることもあります。

心不全の治療

心不全の治療は、「急性期」と「慢性期」で大きく方針が異なります。

また、心不全はひとつの病気ではなく、心臓の働きが低下したことで生じる症候群であるため、まずは心不全の原因となっている疾患を正確に診断し、その病気に対して適切な治療を行うことが重要です。

急性心不全の治療

急に息苦しさやむくみが悪化する状態を「急性心不全」と呼び、迅速な治療が必要です。急性心不全の多くは入院治療が必要となり、まずは酸素投与や安楽な姿勢の保持によって呼吸を楽にし、その後に以下の薬物療法を行います。

  • 利尿薬
    体内の余分な水分を排出し、肺うっ血やむくみを改善します。
  • 血管拡張薬
    血管を広げて心臓の負担を軽減します。
  • 強心薬(カテコラミンなど)
    心臓の収縮力を一時的に補助し、全身への血流を改善します。

これらの治療を組み合わせ、心臓への負担をできるだけ早く軽くすることを目指します。

慢性心不全の治療

慢性心不全では、薬物療法に加えて生活習慣の改善や適切な運動療法を組み合わせ、長期的な症状の改善と再発予防を図ります。まず重要となるのは、心臓の働きを弱めている原因疾患の適切な治療です。そのうえで、病状に応じて以下の薬剤が使用されます。

  • 血管拡張薬(ACE阻害薬など)
    血管を広げて心臓が血液を送り出しやすい状態をつくり、心臓の負担を軽減します。
  • ベータ遮断薬
    交感神経による過剰な刺激を抑え、心臓を保護します。
  • 抗アルドステロン薬
    ホルモンの作用を調整し、心臓や血管への負担を軽減します。
  • 利尿薬
    余分な水分を排出して息切れやむくみを改善します。
  • ジギタリス
    心臓の収縮力を補い、ポンプ機能を助けます。

さらに、薬物療法に加えて、塩分制限を中心とした食事管理や体重管理、そして心臓の負担を軽減しつつ体力回復を図る心臓リハビリテーションを行うことで、症状の安定化を目指します。

当院の治療の特徴

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当院では、心不全の原因や重症度、生活背景を丁寧に評価したうえで、生活習慣の見直しと薬物療法を組み合わせた治療を行っています。心不全は一度の治療で完結する病気ではなく、継続的な管理が必要となるため、患者さん一人ひとりの病態の変化に合わせて治療を最適化していくことが重要です。

定期的な通院では、血圧・体重・脈拍・心電図・血液検査などを総合的に確認し、息切れやむくみの変化、日常生活での疲れやすさなども細かく評価します。その結果を踏まえ、薬剤の調整や食事・運動指導、再発予防に必要な生活習慣の見直しを、患者さんの生活スタイルに合わせてご提案しています。

診療は循環器専門医である副院長が担当します。虚血性心疾患、高血圧、心筋症など、心不全の背景にある疾患にも幅広く対応しており、専門的な知見に基づいた治療を提供しています。

当院は岡山駅から徒歩3分とアクセスが良く、通院しやすい環境です。息切れやむくみが続く場合や、健康診断で異常を指摘された場合など、気になる症状があれば早めの受診をおすすめします。お気軽にご相談ください。

受診について

当院の循環器内科の診察は、予約不要で受け付けております。診療時間内であれば、いつでも受診いただけますので、ご都合のよい時間にご来院ください。

また、お電話でのご予約も承っております。あらかじめ日時を指定して受診をご希望の方は、お電話にてお問い合わせください。

tel:086-224-1313
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