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Vascular Lab

Vascular Lab(バスキュラー ラボ)とは

近年、食生活の欧米化やストレスの増加、肥満の増大などによる生活習慣病の増加に伴い、動脈硬化、血管疾患の増加など、血管疾患に対する診療の必要性が指摘されています。その中心的役割を担うのがVascular Lab(バスキュラー ラボ)(=血管検査室)です。

もちろん皆さまもご存知だと思いますが、「血管」とは動脈と静脈の総称のことで、動脈は体の隅々まで血液を運ぶための管で、その血液を心臓へ戻すのが静脈です。

血管疾患には虚血・破裂を来す「動脈疾患」(脳・頚動脈・腹部・腎・末梢など)とうっ血や腫脹を来す「静脈疾患」(静脈瘤・深部静脈血栓症:DVT・肺塞栓症:PE)などがあります。

このような血管疾患を、患者さまへの負担が少なく、短時間に、正確に診断することが可能であるVascular Labは今後ますます重要性は増していくものだと考えられています。

血管疾患にはどんな疾患があるの?

  拡張性 閉塞性
動脈疾患    
大動脈 大動脈瘤 縮窄症・Leriche(レリシ)症候群
腹部動脈 臓器動脈瘤 腹部/腎動脈狭窄
末梢動脈 末梢動脈閉塞症
静脈疾患    
大静脈   SVS・IVC症候群
末梢静脈 静脈瘤 深部静脈血栓症
リンパ管疾患   リンパ浮腫

動脈硬化をご存知ですか?

動脈硬化をご存知ですか?日本の3大死因は「がん」「脳血管疾患」「心疾患」です。 なかでも脳血管疾患と心疾患はいずれも血管の壁が厚くなって弾力性が失われ、血管が劣化したり狭くなってしまう「動脈硬化」が原因です。

「動脈硬化」を放っておくと次のようなさまざまな病気が起こってくることが知られています。

動脈硬化を放っておくと…

動脈硬化を放っておくと…

なんで動脈硬化になるの?

動脈の構造「動脈硬化」は、加齢によって誰にでも起こってきますが個人差が大きく、その進展には食生活や運動不足などの生活習慣が大きく関連してきます。原因をあげるとすれば、高血圧・糖尿病・高脂血症・高尿酸血症・痛風・喫煙・アルコール過剰摂取・肥満・運動不足・ストレスなどです。

動脈硬化の進行血管の内側に血管内皮細胞というものがあるのですが、ここから血管を拡張したり収縮したりする物質が放出されています。高血圧などの危険因子があると拡張や収縮のバランスが崩れ、血管内皮が傷害され、血管壁が硬くなり、さらに壁が肥厚し、狭窄・閉塞といったように「動脈硬化」が進行していきます。

さらに詳しく知りたい方へ

思い当たるものは改善しましょう!

動脈硬化の原因 改善目標
高血圧症 正常血圧130/85mmhg未満
糖尿病 空腹時血糖
110mg/dl未満
HdAlc5.8%未満
高脂血症 総コレステロール220mg/dl未満
中性脂肪150mg/dl未満
HDLコレステロール40mg/dl以上
LDLコレステロール140mg/dl未満
高尿酸血症・
通風
血中尿酸値
男性:7.0mg/dl以下
女性:6.0mg/dl以下
喫煙・
アルコール過剰摂取
現在より半減~禁煙
休肝日をつくる
肥満 BMI=体重kg/(身長m)2
24未満
運動不足 目標一日10,000歩
ストレス・悩み 適度な運動や趣味で気分転換

どうやって動脈硬化を調べるの?

動脈硬化を評価する方法はいくつかあります。 まず最も早期に起こる動脈硬化の変化としては血管内皮機能の低下です。この内皮機能を評価する検査法はAPG(エアープレチスモグラフィ)による反応性充血検査です。

次いで血管壁の硬化を評価する検査法が血圧脈波検査(PWV)で、血管壁の形態的変化(壁の肥厚・石灰化・狭窄など)を評価する検査法が頚動脈超音波検査です。

いずれの検査も検査に伴う苦痛、被曝や絶食といった患者さまへの負担になることが一切ありません。

動脈硬化の進行と検査方法

動脈硬化の進展 検査法
内皮機能の障害 APGによる反応性充血検査(血管内皮機能検査)
血管壁硬化(機能評価) 血圧脈波検査(PWV)
頚動脈超音波検査(壁の肥厚・石灰化・プラーク等の形成) 頚動脈超音波検査

動脈硬化がわかったら

生活習慣の改善や運動療法・食事療法・内服治療により改善できます。
しかし「動脈硬化」は進行してしまうと改善することは難しく無症状で進行するため、早期発見し予防することがもっとも大切です。その予防のためには自分の動脈硬化の度合いを認識し、動脈硬化が進行していない人は現状維持を、そして進行している人はこれ以上進展させないために、まずは生活習慣を見直し改善することから取り組みましょう。

生活習慣の改善が基本です!

  1. 適切な睡眠時間
  2. 喫煙をしない
  3. 適正体重を維持する
  4. 過度の飲酒をしない
  5. 定期的に運動をする
  6. 朝食をとる
  7. 間食をしない

厚生労働省 1973年
Breslow 7つの健康習慣